海外でレストランを経営していると、現地の言葉のニュアンスが上手く伝えられなかったり、勘違いでお客さんを怒らせてしまうことはよくある事だと思います。
そもそも肉の火の通し方ひとつとっても常識が違ったりします。
僕らが火は通ってる、でもジューシー!みたいな仕上がりを目指すと大体、「生焼けだーー!!!」っていう騒ぎが起きるわけです。
で、グーグル先生です
そこでこれはかくがくしかじかで…と説明をして、納得してくださる場合は良いんですが、「いやこれは生だ!肉が柔らかすぎる!!はっ!」とお怒りになられた場合はこちらももう手の打ちようがないわけです。
で、ドイツだと、たぶんだいたいすぐにグーグル先生のレストランアカウントに悪い評価をつけてきます。
今日はその対応についてちょろっと思ったことがあったので軽く書いてみようと思いました。
悪い評価への対応の仕方
ドイツの対応法しか語ることはできませんが、だいたいどこの国でもそうなんじゃないかなぁ、と思ってます(違ったらすみません!)。
僕はすべての評価に対してお礼や、弁明を書いているわけですが、返事をくれる人はほぼいません。
特に悪い評価を付けた人は100パーセント返答なしです。
これは僕の店だけのケースなので絶対とは言えませんが、悪い評価を付けた店の弁明など聞きたくもないに違いありません。(まれに店主とバチバチしたい方はいると思います)
そこでお客さんにやり返しても、店側にはなんのプラスもなくて、ここは次にお客さんになり得る未来店客の方に向けて書くべきです。
ここの評価を見る方は大体がまだ来たことのない人だと思うので。
国民性によって返答の模範解答は違う
日本とかだとめちゃくちゃへりくだる方がいい、ドイツなら軽く言い返した方が第三者的には気持ちがいいっていうのはあると思います。
例えばドイツなら、「グーグルへの評価ありがとうございます。今回の評価は非常に残念に思います。ですが、私たちは最高の食材を自分たちが最高だと思う方法で調理しております。それに関しては絶対のプライドを持ってやっておりますので、お客様の好みに合わなかったものだと考えております。お客様がまた素敵なレストランに巡り合えることを祈っています。」
などですね。
ここまで自信を持って言えれば、新規のお客様にも、いいなぁと思っていただけるのではないでしょうか。
くれぐれも論破などしてすっきりされませぬように!
それでは厨房からは以上でーす。