4月からテイクアウトのボウルを作り置きして販売しています。
その辺の売り方について少し気がついたことがあるので、海外で飲食店をされている方に少しでも参考になればと思います!
まずはどうやってお店に興味を持ってもらえるか
自分の場合、ずっと繁盛店で働いていたので、むしろもう来ないでくれと心から思うくらいお客さんが来る状況にいました。
だから集客についてなんてほとんど考えたこともなかったわけなんです。
そんな状態でコロナ禍の8月に独立してしまったもんだから集客の仕方もわからない、ましてやロックダウンでテイクアウトのみだとさらに何をどう売っていいかわからないという状況でした。
お弁当売ったり、オードブル売ったり、おせちを売ってみたり。
どれも「これでいける!」とはならなくて、もやもやしているうちにどんどん売り上げは下降線でした。
そこで10ユーロを切るボウルメニューに変えて、お客さんに待ち時間ゼロで買って行ってもらえる作り置きにして、回転勝負で行こうと決断。
売り上げは上がりづらくなりましたが、ロックダウン解除後にまた来てみたいと思ってもらえるように宣伝変わりだと思って安めの値段設定にしたわけです。
こういう色鮮やかなボウルのメニューを大きめに印刷してラミネートして看板に貼って、まずは存在を思いっきりアピールしています。
ざっとですが、5割くらいの人が、うちの店の前を通るとメニューを見てくれます。
ドイツ人に話しかけるコツ(2021年春版)
メニューをちらっと見て、さらにじっくり見てくれる人が肌感で5割くらいなので…、10人通ったら2,3人は立ち止まってメニューを見てくれる感じでしょうか。
そこで僕が現在(4月24日)にお教えできる話しかけるコツは以下の通りです!!
- お客さんが立ち止まっても、すぐには話しかけるな
- 数秒メニューを見てたら、超明るい雰囲気でハローと挨拶をしろ
- 挨拶して質問されたらどうぞ中に入ってみてくださいと勧めろ
こんな感じです。
もう少し詳しく書くと…。
すぐに話しかけると警戒心が高まって、「ちょっと見たかっただけだから」と逃げられる可能性が高まります。
僕はこれで数回逃げられて、しばらく話しかけるのをやめました涙
あくまで自分の意志でメニューを見てもらわなければいけません。
その上で、まだ悩んでるor質問がありそうなら、勇気を出してハローと言ってみましょう。
ここで会話が出来れば、その時に買ってくれなくても、あそこにはなんか親切で明るい変なアジア人の店員がいると印象付けられるので、すでに効果ありです。
実際に店内に入ってもらった後は
自分たちは作り置きのボウルがあって、それを見せるだけでほぼ100%買っていただけます。
なのでここは他の方はちょっと違うので難しい部分もありますが、作り置きがない場合は、できれば外で見られるメニューより大きめのメニューなどで詳しく説明して、「これはドイツ人の方の口に合うと思うよ、でも僕の一番のオススメはコレだけどねー」、みたいな会話をできればまず買っていただけるはずです。
もちろんお料理は食べてもらえればリピートしたくなるレベルまで、作りこんであるのが大前提です。
美味しくないものを無理やり売るのは、詐欺に近いのでぜひ作りこんだものを自信を持って売ってください。(何様)
まとめ
とにかく海外のロックダウンは日本と違って、店内飲食はまったくできないので、そのへんで売り方に困っている方もいらっしゃるはず(自分たちももちろん試行錯誤の真っただ中です)。
日本食レストランをやっていて、外で迷っているお客さんに話しかけたことのある人はなかなかいないと思うので、そんな方の参考になれば幸いです。
とにかくまずはフランクに明るく話しかける、です。
がんばって行きましょう。
僕も頑張ります。
それでは厨房からは以上でーす!