コロナ中の自分のメインの仕事が、前オーナーのキッチンの破壊だったのが、今はひたすらキッチンの床のセメントが乾くのを待つことなので、ひたすらただ待っている吉田です。
おはようございます。
今日はドイツで自分が実際に求人をした方法、さらにはどういうところを見て採用を決めたかを話してみたいと思います。
ちなみに採用した方は二名でそのうち一名はコロナの影響でまだ会ったこともありません(なのに方法論書いちゃう!)
ドイツはMixBが一強
そうです。
別にデータを取ったわけでもないですが、自分の前の会社、周りの経営者の方々の話を聞いてもMixB(ドイツの求人情報サイト)が最強です。
自分の地区で平均的な条件を出せばとりあえず10件くらいは応募があります。
しかしMixBが最強なのはあくまで、対日本人だけです。
僕の元同僚の仕込み化け物のイタリア人シェフ・ルカ君みたいな化け物もたまに混ざってきますが、基本MixBに日本語で求人出しても、かなりの日本好きくらいしか外国人の方は応募してきません。
もし日本語ができるドイツ人を雇いたければFacebook
日本語学科のFacebookグループや日本語タンデムのグループに求人広告を出してもらえないかメールしてみて、OKが出たら求人を書いてみる。
もっとアナログに攻めたければ(今時そんな人いるか)、ドイツでよく見かける連絡先がちぎって切れるようになっているチラシを近くのスーパーや大学の掲示板、果ては近くの信号にまで貼ってみる。
ドイツ人はちぎれるチラシ大好き国家なので、みんな無駄に持って帰って家で捨ててくれます。
この方法で前の個人店の方はドイツ人を採用していました(!)。
いくらなんでも日本語も話せず、日本のことを全く知らない人を一から育てるのは大変だと思うので、このあたりが当たり障りない方法だと思います。
番外編は紹介、引き抜き
良い人材をほぼ確実に採れるので、最高ですが、最高にリスクも伴うアレな方法です。
これは実際に雇う側でも雇われる側でも経験済みですが、いくら筋を通しても、去られた側には奪われた印象が残るケースが多いです。
噂や周りの評判が気になる人は、この方法はとりあえずやめておいた方がよいかと思います。
信頼しているスタッフに、「今仕事してない人」で良い人がいたら紹介して!くらいがベストかと思われます。
自分はどこを見て決めたか
うちのようなひょろひょろの生まれたての店にも10件ほど応募があったわけですが、まず書類で注目したのがまともな写真があるか日本語がおかしくないか、です。
要は当たり前の事なんですが、なぜか半分くらいの方ができてませんでした(笑)
縮尺のおかしいぺしゃんこに潰れた顔写真で熱い思いを書いてくれたあの子や、なぜかマックブックを持って写真を撮ってしまったあの子は残念ながら落選でした。
個人的にはものすごく会ってみたかったですが、空気を読まざるおえませんでした、ゴメンナサイ。
次が、うちの店だけに向けて履歴書を書いているのかどうか。
それとも当たり障りない履歴書を書いてばらまいているのか。
一文でもいいからうちの店に向けた言葉があればOKとしました。
経歴に関してはいくらでも嘘が書けてしまうので参考程度で、資格もほぼ注目しませんでした。
絶対に見られているSNS
この選考方法で残った人を、いやらしい話ですが…SNSでチェックさせていただきました。
なのでもし今就活中の方は、応募した先の人事部はまずあなたのSNSは見ていると思っておいた方がいいと思います。
今の会社の悪口は書いていないか、問題行動はないかはざっと見ます。
もちろんまったくSNSをやっていないという方もいらっしゃいましたが、たいていひとつはやっている方が多いでしょう。
そしてそして僕が一番重要視していたのが、「副業をしている」、もしくは「何か売れるもの」を持っているかです。
副業禁止の会社は従業員を最後まで面倒をみる骨太な会社だ!なんて声も耳にしたことがありますが、僕はまったくそうは思えません。
もちろん会社を自分のために利用していただいて結構なので、全力で副業しちゃってください。なんならうちのスペース使っちゃってくださいってことで実際にうちのホールスタッフは絵と写真を本当にうちの壁に展示して売ります。
そこまで具体的に売れるものが無くても、積極的にSNSで発信していてフォロワーがついてる人を優先すると決めていました。
そのあとは「確認」として(コロナの影響もあって)ビデオ面接させていただきました。
正直、僕は面接でその人の仕事ぶりはわからないと思っているので、あくまで確認程度に。
ということで、ざっくり自分のドイツのおすすめ求人方法、そして採用の際に僕が見ていたことを書かせていただきました。
まだお店もオープンしていないひよっこの戯言だと思って読んでいただけたとしたら幸いです。
それでは!