相変わらずキッチンには電気も付きませんし、最近では電気屋が仕事放棄をしているのでホールの照明まで自分たちでやることに決めて、うちの店全体の3割くらいしか照明がつかなくなっています…。
それでもなんとかなると思ってコツコツ働いているところです。
さて今日はコロナによって時間が有り余っていることによって起こったうちの立ち上げメンバーの人間関係の話です。ぜひ教訓にしてもらえると光栄です。
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疲れるまで働いて満足したい人間と、時間内で全力を出して働きたい人間
うちのレストランRowanは自分と地元苫小牧の同級生の澤田氏の共同経営。
そしてホールの責任者として元々知り合いのT氏を採用したので、巷でよく言われる「友達同士で経営するとうまくいかない」を地でいくやつなわけです。
しかもコロナの影響をもろに受けてスタートしたのでバラバラのタイミングでRowanと、関わっていくはずがいきなり3人勢ぞろいで5月からすべての時間を店に注げるようになって「しまった」んですね。
要するに本来であれば、オーナーの僕と澤田氏二人がある程度方向性を固めているところに、T氏が合流するはずが、コロナ禍でお店にお客さんを入れられるかもわからない、テイクアウト?ウーバーイーツ?みたいな混乱状態から3人同時で何から手を付けていいかわからないまま闇雲に働いてしまうというスタートを切ってしまいました。
これは僕の完全なミスです。
目の前で変化する状況に合わせながら、自分たちの手で店を作っていくことが当たり前だと思っていた自分とT氏と、多少時間とお金がかかってもすべて業者に任せた方が良いと思っている澤田氏との間で、気が付いた頃には価値観の違いがとーても大きくなっていました。
時間が許す限り、試行錯誤してあれこれ話し合いながら進めたい前者と、オーナー陣がガシッと計画を定めて、計画的に無理なく進めたい後者という感じでしょうか。
例えば僕たちがホールの内装工事しかやることがなかった時の話です。
いつ壁塗りは終わるのか、どのレベルまで綺麗にペンキを塗るのか、今日は何時まで働くのか…澤田氏の中で不満と不信感はどんどん膨れ上がり、それは態度にまでもちろん出てきます。
僕が、内装に関してはT氏に任せる、と言ったことでさらにこの状況は悪化していきます(笑)
不満があるなら直接言ってくれればいいのに…と考えるT氏と、自分の仕事をコントロールできていると感じられない澤田氏
こう書いてしまうと、澤田氏はかなり器の小さい人物のように見えてしまいますが、そうではなく、これは圧倒的に自分の説明不足からくるものでした。
自分は「初めての店だし気合を入れて、できることはすべて自分たちでやるんだ」これは自分だけじゃなくみんなそう思ってくれてるだろう、と勝手に思いこんでしまっていたわけです。
コロナで業者さんもいつものようには動けない。業者さんを待って時間がかかるくらいなら、自分たちでできることはできるだけ自分たちでやろう。できる限り満足できるレベルまで仕上げよう、と繰り返し自分が説明できていたら、関係が悪化することはなかったと思っています。
人間関係が悪化したときにやってはいけないこと
仕事中の空気がものすごく重くなっていた時期にT氏から「明日は時間をずらして自分一人で働かせてもらいたい」と連絡がありました。
それは今一番やってはいけないことだ、とすぐに伝えて即日話し合いの席を設けることに。
話し合いの席で、自分は喧嘩にはならないように様子を見ながら、できるだけT氏と澤田氏が直接話せるようほぼ黙って話を聞くスタイルです。
途中熱くなる場面も多々あったし、正直かなりヒヤヒヤしました。
お互い完全に分かり合えたわけではないと思いますが、それでも今の気持ちを話せただけでもかなり関係は軟化した様子。
衝突を避けない。
そして仕事の進め方にはある程度自由を認める。
最初の「仕事の進め方の説明」を徹底的にやる。
これが今回改めて学んだ、人間関係を悪化させないの基本中の基本です。
正直このメンバーだとこんなことはザラにありそう!(笑)
それではまた!